オーナー向け
2025.04.27
【2024年12月号】「いいアプリ」の実績データから見る設備予約の利用動向 | いいオフィス
今月号では、過去3か月間の予約データをもとに、利用傾向や店舗運営に役立つポイントをお届けします。「いいアプリ」の予約件数は右肩上がりに成長しており、日々の運営に活かせるデータをまとめました。ぜひご活用ください。
【データの概要と分析方法】
今回の分析では、2024年9月から11月までの「いいアプリ」の予約データを使いました。このデータは、個室(1人利用)と会議室(2人以上の利用)に分けて集計し、異常値を除いた平均値を計算しています。
設備予約の平均的な利用時間について
1件あたりの平均予約利用時間/個室 | 2.1時間 |
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1件あたりの平均予約利用時間/会議室 | 2.0時間 |

「いいアプリ」で予約された設備の平均利用時間は、個室が2.1時間、会議室が2.0時間という結果になりました。
一見すると会議室の方が長時間利用されるイメージですが、実際には短時間のWeb会議や集中作業など、個室利用も多様な用途で活用されていることが分かります。
設備の利用目的について
それでは、いいアプリ利用者はどのような用途で個室や会議室を利用しているのでしょうか。
当社の「いいアプリ」内での予約データをもとに、利用者の「利用目的」の内訳を集計しました。個室や会議室の利用シーンを深掘りすることで、今後のマーケティング施策やサービス改善に役立てることができます。
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1人利用の多くは「会議・打ち合わせ」が約8割(77.6%)を占めており、リモート会議や商談の需要が非常に高いことがわかります。
「作業」(13.9%)がこれに続き、個室での集中作業ニーズも一定数存在していることが読み取れます。
2人以上のグループ利用では、「会議・打ち合わせ」が約9割(90.3%)を占めています。これは、グループ利用のほとんどが商談、打ち合わせ、プロジェクト会議であることを示しています。
設備予約の予約日と利用日の乖離について
予約日と利用日の平均的な時差/個室 | 3.0時間 |
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予約日と利用日の平均的な時差/会議室 | 5.8時間 |
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グループ | 利用時間 | 割合 |
---|---|---|
個室(利用人数=1) | 10時間以上 | 10% |
会議室(利用人数>=2) | 10時間以上 | 14% |
「いいアプリ」の予約データでは、個室と会議室の利用には予約日と利用日の乖離に違いが見られました。個室の平均時差は3.0時間で、利用者の多くが当日予約を選ぶ傾向にあります。
一方、会議室では5.8時間の時差があり、利用者が事前に予約するケースが目立ちました。特に、利用の10時間以上前に予約される割合は会議室が14%で個室の10%を上回っています。
会議室利用者が計画的に予定を組む理由をさらに深掘りすることで、より適切なマーケティング施策が可能です。
いいアプリでは、同じ1席でも複数の価格を設定した料金プランを作ることが可能です。稼働状況に応じて、例えば当日予約用と事前予約用の2種類のメニューを設け、それぞれ価格差を出すことで収益の最大化や利用率の向上が期待できます。このような機能をぜひご検討ください。
設備予約の平均単価
有料予約(売上が0円以上)の1件あたりの平均単価/個室 | ¥1,336 |
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有料予約(売上が0円以上)の1件あたりの平均単価/会議室 | ¥3,222 |
「いいアプリ」の予約データでは、個室の1件あたりの平均単価が1,336円、会議室が3,222円でした。
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データ分析によると、個室では500〜1000円の価格帯が最も多く、全体の約4割を占める結果となりました。
一方、会議室では1500〜2000円の利用が最多で、約2割を占めています。個室は低価格帯、会議室はやや高価格帯の利用が中心で、それぞれの特性が反映されています。
設備予約の経路分析
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Access Channel | シェア |
---|---|
ios | 76% |
android | 18% |
Webサイト | 6% |
「いいアプリ」の予約経路を分析した結果、iOSアプリからの予約が全体の76%を占め、次いでAndroidアプリが18%、Webサイトからの予約が6%という分布となりました。10月にWebサイト予約を開始したことで、スマートフォンを利用しないユーザー層へのアプローチが新たに加わり、利用機会の幅が広がっています。
Webサイト予約の導入については、10月号の記事でも詳しくご紹介しています。
以下のリンクからぜひご確認ください:
店舗ページの活用と集客強化
「いいアプリ」では、各店舗ごとに専用の予約ページが設けられています。このページは、店舗独自の特徴をアピールするだけでなく、効率的な集客にも役立ちます。例えば、SNSでのシェアやGoogleビジネスプロフィール(GBP)のメニューに詳細リンクを設定することで、潜在的な利用者に直接アプローチすることが可能です。
また、店舗ごとのリソースに応じて専用ページが生成されるため、特定の設備やサービスに焦点を当てたプロモーションも簡単に行えます。実際の活用例として、以下のページをご覧ください:
このように店舗ページを積極的に活用し、オンラインでの集客力の強化にお役立ていただけますと幸いです。
最後に
本日ご紹介させていただきました設備予約の施策、予約機能について、もっと詳しく知りたい!という店舗様がいらっしゃいましたら、お気軽に各担当までご連絡ください。
今後も加盟店様ならびにご利用者様にとって、使いやすく、より利便性の高いプラットフォームを目指して開発してまいります。
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