コワーキングスペースの備品リスト【DL可】初期費用まで全公開!無人店舗を成功させるプロのノウハウ | いいオフィス

オーナー向け

2025.09.21

コワーキングスペースの備品リスト【DL可】初期費用まで全公開!無人店舗を成功させるプロのノウハウ | いいオフィス

いいオフィス 編集部

コワーキングスペースの備品リスト【DL可】初期費用まで全公開!無人店舗を成功させるプロのノウハウ | いいオフィス

「コワーキングスペースを始めたいけど、備品って何から揃えればいいんだろう…」
「特に無人店舗を成功させたいけど、リアルな備品リストや初期費用が分からなくて不安…」

初めてのコワーキングスペース、特に無人での運営を考えているなら、備品選びは成功を左右する極めて重要な要素です。利用者満足度に直結するのはもちろん、運営効率やコストにも大きな影響を与えます。

ご安心ください。この記事では、私たち『いいオフィス』が数多くの無人店舗運営で培ってきた、備品選びのノウハウと、実際の店舗立ち上げ時に作成した購入リストを、包み隠さず全て公開します。

この記事が、失敗しない無人店舗の備品選び、具体的な費用感の把握、そして効率的なスペース運営を実現するための一助となれば幸いです。

コワーキングスペースの成功は備品で決まる!その3つの理由

コワーキングスペースにとって、なぜ備品がそれほど重要なのでしょうか?理由は大きく3つあります。

  1. 利用者満足度に直結するから:快適な椅子やデスク、高速Wi-Fi、便利な充電器などは、利用者がスペースを選ぶ際の基本的な評価基準です。「あって当たり前」のレベルが高いため、備品の質が低いと、それだけでリピート利用には繋がりません。
  2. 運営効率を左右するから:特に無人店舗では、利用者がセルフで快適に過ごせる仕組みが不可欠です。案内表示や清掃用具の配置など、備品の工夫一つで、運営の手間は劇的に削減できます。
  3. 施設の「個性」や「コンセプト」を表現するから:おしゃれなインテリア、こだわりのコーヒーメーカー、高機能なモニターなど、備品は施設の個性を際立たせ、他のスペースとの差別化を図るための重要なツールとなります。

【いいオフィス流】無人店舗の鍵は「セルフ化」の仕組みづくり

私たち「いいオフィス」が最も重視しているのが、利用者がスタッフを介さずに、円滑かつ快適に施設を利用できる「セルフ化」の仕組みです。これを実現するのが、戦略的に配置された備品の数々です。

利用者の満足度を下げないための「先回り」備品

「これ、あったら嬉しいな」を利用者が口にする前に提供するのが、いいオフィス流の「先回り」備品です。

  • 各種充電器・変換アダプター:スマートフォンやPCの充電器は必須ですが、意外と忘れがちなのがUSB-CからHDMIへの変換アダプターなど。モニター利用を想定し、複数の種類を用意しています。
  • レンタルイヤホン:Web会議が当たり前になった今、イヤホンは必需品です。特に一人用の個室には、すぐに使えるようイヤホンを完備しています。紛失や故障のリスクも考慮し、比較的安価ながら品質の良い製品を複数用意しておくと安心です。
  • 文房具類:急な筆記や書類整理に対応できるよう、ボールペン、ハサミ、付箋なども自由に使えるように設置しています。

これらの「あったら嬉しい」備品が、利用者の小さなストレスを解消し、「またここを使いたい」という満足度に繋がります。

清掃コストを削減する「セルフクリーニング」の仕掛け

無人店舗の大きな課題は、清潔さの維持です。私たちは、利用者の善意に期待するだけでなく、「セルフクリーニング」を自然に促す仕組みを備品によって作っています。

例えば、いいオフィスの無人店舗では、利用者が退出時にデスク周りを自主的に清掃できるよう、各個室やブースにウェットタオルと案内ポップを標準設置しています。これにより、巡回清掃の負担を大幅に軽減しつつ、清潔な環境を比較的維持することが可能になります。

他にも、ゴミの分別がしやすいように表示を工夫したゴミ箱や、飲み残し専用の回収ボックスを設置するなど、小さな工夫の積み重ねで、クリーンな環境と運営効率化を両立させています。

【全リスト公開】いいオフィス無人店舗の備品購入リスト(DL可)

お待たせしました。ここからは、私たちが実際に無人店舗の立ち上げ時に使用している備品リストを、具体的な購入先や金額のデータと共に公開します。ぜひ、ご自身の店舗計画の参考にしてください。

① これがないと始まらない!『設備備品』リスト

「『いいオフィス』の直営無人店舗の立ち上げ時に実際に作成した購入リストのサンプルです。」 これからご紹介するのは、まさに私たちが日々の運営で選び抜いた、信頼と実績のある備品たちです。

品名カテゴリ

具体的な品名例

いいオフィスがこれを選ぶ理由

購入先例

什器・家具

昇降式デスク、オフィスチェア、会議用テーブル

利用者の集中力や健康をサポートするため。特に長時間利用が見込まれる席には、投資価値が高い。

オフィスコム, Amazon

モニター

27インチ昇降モニター、43インチ壁掛けモニター

Web会議やデュアルディスプレイでの作業効率を格段に上げるため、今や必須の設備。サイズや機能で差別化を図る。

ヨドバシ, Amazon

ネットワーク機器

Poeハブ, LANケーブル

安定した高速通信環境はコワーキングスペースの生命線。信頼性のあるメーカーの製品を選ぶ。

Amazon

その他備品

ホワイトボード, 傘立て, POPスタンド, 鍵BOX

円滑な施設利用と情報提供に不可欠。利用者の動線を考え、適切な場所に配置する。

Amazon, 楽天市場, 100円ショップ

あると喜ばれる備品

タイプC変換アダプタ, iPhone充電器, レンタルイヤホン

利用者の「困った」を解決する「先回り」備品。小さな投資で大きな満足度を生む。

Amazon, サウンドハウス

▼【DL or コピーしてそのまま使える】いいオフィス実使用 備品チェックリスト(サンプル)

② 日々の運営の要!『消耗品』リスト

設備が整ったら、次は日々の運営に欠かせない消耗品です。「いいオフィスで実際にストックしている消耗品リストです。」定期的な発注漏れがないよう、チェックリストとしてご活用ください。

  • ドリンク関連:紙コップ, コーヒー, お茶, 紅茶, 砂糖, マドラー
  • 衛生用品:ティッシュ, ウェットタオル, ハンドペーパー, トイレットペーパー, ハンドソープ, 各種清掃用品
  • 事務用品:コピー用紙(A4/A3) ※プリンターを設置している場合, 付箋, ボールペン
  • その他:ゴミ袋, 消臭剤

▼【DL or コピーしてそのまま使える】消耗品チェックリスト

【費用モデル公開】無人店舗のリアルな初期費用ケーススタディ

「で、結局いくらかかるの?」という疑問にお答えすべく、いいオフィス直営の無人店舗のリアルな初期費用をモデルケースとしてご紹介します。

ケース:いいオフィス直営店(個室・会議室合わせて26部屋)の無人店舗の場合

個室利用者をメインターゲットに据え、全席に昇降式の高機能モニターを導入するなど、付加価値の高い設備を整えた店舗の事例です。

  • 備品初期費用合計:約122万円
  • 主な費用内訳
    • モニター関連:約94万円
    • 什器・その他備品:約28万円

予算計画のポイント

上記の金額はあくまで一例です。初期費用は、主に以下の2つの要素によって大きく変動します。

  1. 店舗の規模(席数):当然ながら、席数が増えれば、その分デスクやチェア、モニターなどの費用が増加します。まずはご自身の計画の席数を基に、必要な什器の数量を算出しましょう。
  2. 設備のグレード:最も費用に影響するのがモニターです。モデルケースのように、全席に1台約36,000円の高機能な昇降式モニターを導入すれば費用は大きく上がりますが、その分、高い利用者満足度と客単価を見込めます。一方で、より安価なモニターを選んだり、モニターを設置しない席を作ることで、コストを最適化することも可能です。

あなたの店舗のコンセプトとターゲット利用者に合わせて、どこに投資し、どこでコストを抑えるか、戦略的に判断することが重要です。

いいオフィスが実践する!備品購入先の賢い使い分け術

備品をどこで買うかも、運営効率とコストを左右する重要なポイントです。私たちは、備品の種類に応じて購入先を最適化しています。

小ロット・急な入用に「100円ショップなどの実店舗」

ボールペンやゴミ箱、ちょっとした収納ケースなど、急に必要になったり、少量でよかったりするものは、100円ショップやホームセンターなどの実店舗が便利です。現物を見てサイズ感を確認できるのもメリットです。

品揃えと効率なら「ネット通販(ASKUL、Amazonビジネス)」

「いいオフィスでは、特定の購入先にこだわらず、特に高額な備品類はコストパフォーマンスを重視して選定しています。店舗全体の統一感を損なわないよう、メーカーやデザインを考慮しながら、柔軟に購入先を使い分けています」

こうした柔軟な備品選定において中心となるのが、品揃えの豊富さと納品スピードに優れたネット通販です。特にASKULやAmazonビジネスのような法人向けサービスは、多種多様な商品を比較検討でき、運営の強い味方になります。

なぜ法人向けアカウントが必須なのか?経理の手間を劇的に削減

個人アカウントではなく、法人向けアカウント(AmazonビジネスやASKULなど)の利用を強く推奨します。理由は以下の通りです。

  • 請求書払いに対応:経費精算の手間が大幅に削減できます。
  • 購入履歴の一元管理:誰が・いつ・何を買ったかが明確になり、ガバナンス強化に繋がります。
  • 法人価格や数量割引:一部の商品では、個人向けより安く購入できる場合があります。

店舗運営が始まると、日々の業務に追われます。立ち上げの段階で、こうした経理処理が楽になる仕組みを整えておくことが、後々の運営を大きく助けてくれます。

まとめ

最後に、この記事の要点を振り返ります。

  • 無人店舗の成功は「セルフ化」の仕組みづくりが鍵。
  • 利用者の満足度を高める「先回り」備品と、運営効率を上げる「セルフクリーニング」の仕掛けが重要。
  • 初期費用は「店舗の規模(席数)」と「設備のグレード(特にモニター)」で大きく変動する。
  • 備品購入は、ASKULやAmazonビジネスなどの法人向け通販を軸に、実店舗と使い分けるのが賢い。

コワーキングスペースの備品選びは、単なる「モノを揃える作業」ではありません。利用者の満足度を高め、効率的な運営を実現し、施設の成功を左右する重要な戦略です。

今回公開した私たち『いいオフィス』のノウハウが、これからコワーキングスペースを始める皆様の一助となれば幸いです。

まずは、本記事で提供したチェックリストをダウンロードし、ご自身の店舗コンセプトに合わせてカスタマイズすることから始めてみてください。それが、成功するコワーキングスペース運営への、確かな第一歩となるはずです。

コワーキングスペースの備品リスト【DL可】初期費用まで全公開!無人店舗を成功させるプロのノウハウ | いいオフィス

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