【2024年6月号】店舗タイプ別に見た大型連休のコワーキングスペース需要について〜無人運営の重要性〜 | いいオフィス

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2025.04.27

【2024年6月号】店舗タイプ別に見た大型連休のコワーキングスペース需要について〜無人運営の重要性〜 | いいオフィス

いいオフィス 編集部

【2024年6月号】店舗タイプ別に見た大型連休のコワーキングスペース需要について〜無人運営の重要性〜 | いいオフィス

コワーキングスペースやシェアオフィスの店舗数は増加傾向にありますが、営業日や営業時間は店舗によってさまざまです。

特に、GWやお盆休み、年末年始などの大型連休は休業する店舗も多く、SNS上では大型連休中でも快適に過ごせるコワーキングスペースを探す投稿が散見されるほど、需要が高まっています。

そこで、今回は住宅街型と都心型の利用データを用いて、通常期間と大型連休期間(ゴールデンウィークとお盆休み)の利用動向をご紹介します。

是非、最後までご覧の上、今後の事業にお役立ていただけますと幸いです。

住宅街型店舗と都心型店舗で大型連休の利用状況を調査

データの収集と対象期間

本分析では、過去1年間の2店舗のドロップイン決済データを使用しました。具体的には、以下の期間を対象としています。

  • 通常期間: 下記2つの大型連休直前の3ヶ月の平均データを使用
  • ゴールデンウィーク期間: 2024年4月29日から2024年5月5日
  • お盆期間: 2023年8月13日から2023年8月16日

これらの期間における利用回数、売上高、平均滞在時間を比較することで、大型連休期間中の需要の変化を明らかにしました。

分析方法

  1. 各期間における日別のデータを集計し、日ごとの平均利用回数、平均売上高、平均滞在時間を算出しました。
  2. 通常期間と大型連休期間のデータを比較し、利用回数、売上高、滞在時間の変化率を計算しました。

調査する2店舗のご紹介

①いいオフィス志村坂上【住宅型店舗】

いいオフィス志村坂上 - 東京都板橋区のコワーキングスペース

「いいオフィス志村坂上」は、東京都板橋区に位置する地域密着型のコワーキングスペースです。24時間営業で、地元住民やビジネスパーソンに利用されています。

無人運営システムを導入した有人とのハイブリット店舗で、効率的な運営と高い利便性を提供しています。

②いいオフィス恵比寿【都心型店舗】

いいオフィス恵比寿 - 東京都渋谷区のコワーキングスペース

「いいオフィス恵比寿 by iiO」は、恵比寿駅から徒歩1分の好立地に位置し、こちらも24時間365日営業の多機能型コワーキングスペースです。

完全個室や会議室など多様なスペースを備え、テレワークのあらゆるニーズに対応しています。スマートロックと連動した無人運営システムにより、効率的な運営を実現しています。

分析結果

ゴールデンウィーク期間の変化率

いいオフィス志村坂上

店舗

期間

利用回数変化率

売上高変化率

平均滞在時間変化率

志村坂上

ゴールデンウィーク

-16.90%

-8.63%

-1.33%

利用回数変化率: -16.90%

売上高変化率: -8.63%

平均滞在時間変化率: -1.33%

通常期間と比較して利用回数および売上高は減少しましたが、平均滞在時間はほぼ変わりませんでした。

いいオフィス恵比寿

店舗

期間

利用回数変化率

売上高変化率

平均滞在時間変化率

恵比寿

ゴールデンウィーク

-48.60%

-45.89%

-11.33%

利用回数変化率: -48.60%

売上高変化率: -45.89%

平均滞在時間変化率: -11.33%

都心型店舗では連休中の利用が大幅に減少する傾向が見られます。

お盆期間の変化率

いいオフィス志村坂上

店舗

期間

利用回数変化率

売上高変化率

平均滞在時間変化率

志村坂上

お盆

-4.44%

-27.99%

-15.67%

利用回数変化率: -4.44%

売上高変化率: -27.99%

平均滞在時間変化率: -15.67%

お盆期間中は全体的に利用が減少していますが、影響は限定的です。

いいオフィス恵比寿

店舗

期間

利用回数変化率

売上高変化率

平均滞在時間変化率

恵比寿

お盆

-38.83%

-36.83%

-13.96%

利用回数変化率: -38.83%

売上高変化率: -36.83%

平均滞在時間変化率: -13.96%

都心型店舗ではお盆期間中の利用が比較的大幅に減少する傾向が見られます。

住宅街型店舗こそ大型連休も営業して顧客満足度・売上アップを促進

都心型のコワーキングスペース(恵比寿)は、通常期間に比べて大型連休中に利用回数と売上が大幅に減少しますが、住宅型のコワーキングスペース(志村坂上)は影響が少なく、安定した需要を保っています。

上記のような結果になった理由として、以下のように店舗の立地環境によって利用シーンが異なることが推測されます。

都心型店舗:企業に勤める方がリモートワークや移動の合間の仕事場所として利用する

住宅型店舗:地元住民がリモートワークはもちろん、副業や勉強などさまざまな目的で利用する

このような状況を踏まえて、住宅街型店舗では大型連休も営業することで、月額会員やドロップイン利用者など、あらゆるプランの利用者を受け入れが可能になり、売上と顧客満足度アップが可能になります。

ドロップイン利用者の受け入れが可能になれば売上がアップすることはもちろん、月額会員のみを受け入れる場合でも顧客満足度が向上することにより周辺店舗との差別化が可能になります。

いいオフィス管理画面からホリデープランなど月額プランを自由に作成可能です。操作方法が分からない場合は、チャットツールやお電話からお気軽にお問い合わせください。

大型連休をはじめ、土日祝日や早朝深夜も営業する方法

このように、平日と同じように需要が高い大型連休も営業する方法として「省人化」が挙げられます。

平日の日中(コアタイム)はコミュニティマネージャーが常駐して運営し、早朝や夜間、土日祝日を無人で運営する「省人化」。

この運営方法の主なメリットとして、下記の点が挙げられます。

①土日祝日や大型連休、早朝や深夜も利用できるため顧客満足度が向上する

②コミュニティマネージャーが体調不良などで欠勤した場合も臨時休業せずに営業できる

③営業時間を拡大できることによる売上アップ

④無人でも営業できる運営体制になることで入退室管理や決済管理など業務負担を軽減できる

上記のような運営体制を構築する方法として、弊社は「省人化パッケージ」をご提供しています。

地域や店舗規模を問わず、導入実績が増えており、顧客満足度の向上や売上アップ、業務負担軽減の点でご好評いただいております。

詳細については、担当者までお問い合わせください。

目次

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