【2025年版】コワーキングスペースのスマートロック徹底比較!失敗しない選び方で無人化運営を成功へ | いいオフィス

オーナー向け

2025.10.05

【2025年版】コワーキングスペースのスマートロック徹底比較!失敗しない選び方で無人化運営を成功へ | いいオフィス

いいオフィス 編集部

【2025年版】コワーキングスペースのスマートロック徹底比較!失敗しない選び方で無人化運営を成功へ | いいオフィス

コワーキングスペースの無人・省人化運営を成功させる上で、スマートロック選びは非常に重要なポイントです。

施設の収益性や利用者の満足度にも関わるため、「どの製品が自施設に合うのか」「予約システムとの連携は大丈夫か」など、多くのオーナー様が悩まれる点ではないでしょうか。

そこで本記事では、これまで多くの施設のDX化をご支援してきた経験を基に、スマートロック選びで後悔しないためのポイントや主要製品の比較情報を分かりやすく解説します。

この記事が、貴施設に最適なスマートロックを見つけ、無人化運営を成功させるための一助となれば幸いです。

目次

なぜ今、コワーキングスペースにスマートロックが必須なのか?

働き方の多様化に伴い、コワーキングスペースの需要は増加の一途をたどっています。この競争環境で勝ち抜くために、スマートロックの導入はもはや選択肢ではなく、必須の経営戦略となっています。

運営者のメリット:コスト削減と売上最大化を実現

  • 人件費の大幅な削減: 受付スタッフが不要になり、運営コストの大部分を占める人件費を削減できます。
  • 24時間365日営業の実現: スタッフの常駐が不要になることで、これまで対応が難しかった早朝や深夜、土日祝日も営業可能になり、収益機会を最大化できます。
  • セキュリティの強化と管理の効率化: 利用者の入退室履歴はすべてデータで記録されるため、不正利用を防止できます。万が一のトラブル時も、誰がいつ利用していたかを正確に把握でき、迅速な対応が可能です。

利用者のメリット:スマホ一つで完結するストレスフリーな利用体験

  • スムーズな入退室: 利用者は自身のスマートフォンを使ってQRコードをかざすだけで、ドアの解錠からチェックインまでを完結できます。物理的な鍵の受け渡しや面倒な受付手続きは一切不要です。
  • 柔軟な利用時間: 24時間いつでも好きな時に利用できるため、多様な働き方に対応でき、利用者満足度の向上に直結します。

【プロが徹底比較】コワーキングスペース向け主要スマートロック4選

市場には数多くのスマートロック製品が存在しますが、ここではコワーキングスペースでの導入実績が豊富な4つの主要製品を比較・解説します。

私たち「いいオフィス」は特定のメーカーに縛られることなく、各施設のドアの形状、セキュリティ要件、そして予算に応じて最適な製品を中立的な立場でご提案しています。ここでご紹介するスマートロックは、すべて弊社の運営システム「E Solution」とのシームレスな連携が可能です。

① RemoteLOCK (リモートロック) – 豊富な実績と信頼性

 RemoteLOCKは、ビジネス用途での豊富な導入実績を誇るスマートロックです。特に暗証番号での解錠に対応しているため、スマホアプリのインストールに抵抗がある利用者層にも配慮した運営が可能です。電源やネットワークを有線で確保できるモデルもあり、安定した通信環境を重視する施設に適しています。

② Akerun (アケルン) – 柔軟な導入スタイル

 Akerunは、既存のドアに後付けで設置できる手軽さから、多くのオフィスや施設で採用されています。NFC対応のICカードやスマートフォンアプリでの解錠が可能で、多様な認証方法に対応できる点が魅力です。自動ドアや電気錠と連携できるコントローラータイプもあり、施設の入り口形態に合わせて柔軟に導入できます。

③ KEYVOX (キーボックス) – QRコード解錠に対応

 KEYVOXは、利用者が手元のスマートフォンでQRコードを読み取るだけで解錠できる、スマートな利用体験を提供します。専用アプリのダウンロードが不要な場合もあり、初めて施設を訪れるドロップイン利用者のハードルを下げることができます。電子錠への取り付けにも対応しており、セキュリティレベルの高い運営が可能です。

④ SESAMI (セサミ) – コンパクトでシンプルな運用

 SESAMIは、コンパクトな本体とリーズナブルな価格帯が特徴のスマートロックです。既存のサムターン(ドア内側のつまみ)に被せるだけで設置が完了するため、工事不要で手軽に導入したい場合に最適です。施設のメインエントランスというよりは、会議室や個室ブースなど、室内の特定エリアの鍵管理を効率化したい場合に力を発揮します。

スマートロック機能比較一覧表

項目

RemoteLOCK

Akerun

KEYVOX

SESAMI

本体仕様

高機能・高耐久モデル

後付け型・コントローラー型

QRコードリーダー型

超小型・後付け型

工事有無

原則として専門工事が必要

後付け型は工事不要な場合も

専門工事が必要

工事不要

解錠方法

暗証番号, スマホアプリ, ICカード

スマホアプリ, ICカード

QRコード, スマホアプリ

スマホアプリ, ICカード(オプション)

電源方式

有線電源, 電池式

電池式, ACアダプタ

有線電源

電池式

いいオフィス連携

◎可能

◎可能

◎可能

◎可能

スマートロック選びで失敗しない3つのチェックポイント

最適なスマートロックを選ぶためには、製品単体の機能だけでなく、施設全体の運営を見据えた視点が不可欠です。ここでは、プロが必ず確認する3つの重要なチェックポイントを解説します。

1. 予約・決済システムとの連携性

これが最も重要なポイントです。スマートロックは、単にドアを開閉するだけのツールではありません。予約・決済システムと連携し、利用者認証から入退室、利用時間に応じた自動課金までを一気通貫で自動化してこそ、真価を発揮します。

弊社の「E Solution」は、今回ご紹介した全てのスマートロックとシームレスに連携可能です 。利用者が予約した時間だけ有効な解錠権限を自動で付与し、チェックイン・チェックアウトと同時に利用料金を自動で決済します 。これにより、ダブルブッキングや料金の未回収リスクを完全に排除し、完璧な無人・省人化運営が実現します。

2. 施設のドア構造に合った「設置方式」と「電源方式」

見落としがちですが、施設のドアの構造や周辺環境によって、設置できるスマートロックは限定されます。

  • 設置方式: 引き戸なのか、開き戸なのか。サムターンの形状はどうか。自動ドアと連携させたいのか。現地調査の上で、最適な設置方式(後付け型、シリンダー交換型、電気錠連携型など)を選ぶ必要があります。
  • 電源方式: 電池式は配線工事が不要で手軽ですが、定期的な電池交換が必要です。ACアダプターや有線電源方式は、電池切れの心配がなく安定した運用が可能ですが、ドア周辺に電源を確保する必要があります。

3. 利用者層に合った「解錠方法」

施設のターゲットとする利用者層によって、最適な解錠方法は異なります。

  • スマートフォン中心: デジタルに慣れたビジネスパーソンが中心であれば、スマホアプリやQRコードでの解錠がスムーズです。
  • 多様な利用者層: 学生や高齢者など、幅広い層の利用が想定される場合は、暗証番号やICカードなど、スマートフォン以外の解錠方法も用意しておくと親切です。

スマートロック導入の流れ

  1. ヒアリング・現地調査: 施設の現状、課題、将来の展望をヒアリングし、ドアの構造やネットワーク環境を調査します。
  2. 最適な機器・システムの選定: ヒアリング内容と調査結果に基づき、最適なスマートロックと運営システム(E Solution)の組み合わせをご提案します。
  3. 設置工事・システム設定: 専門スタッフが責任を持って設置工事を行い、予約・決済システムとの連携設定を完了させます。
  4. 運用サポート・改善: 導入後も、運営状況を分析しながら、より効果的な活用方法をご提案するなど、継続的にサポートします。

よくある質問(FAQ)

Q1. スマートロック導入にはどれくらいの期間が必要ですか?

 A1. ご契約から設置、システム連携まで、最短で1ヶ月程度での導入が可能です。ただし、導入する機器や施設の状況によって異なりますので、まずはお気軽にご相談ください。

Q2. 無人運営のセキュリティ面が心配です。 

A2. ご安心ください。「E Solution」は、スマートロックによる入退室管理だけでなく、AI搭載のクラウド監視カメラとの連携も可能です 。利用者のチェックイン映像を記録し、万が一の不正利用やトラブル発生時には、いいオフィス本部が遠隔で対応を代行するサポート体制も整っています 。

Q3. ポータルサイト(インスタベース・スペースマーケットなど)と連携できますか? 

A3. はい、可能です。「E Solution」は、Googleカレンダーを介して主要なポータルサイトの予約情報を自動で取り込み、一元管理することができます 。これにより、各サイトの在庫管理の手間をなくし、ダブルブッキングを防ぎます 。

Q4. 設置工事に制約はありますか?(賃貸物件など) 

A4. 賃貸物件の場合、ドアへの穴あけ工事などが制限されることがあります。その場合は、既存の鍵の上から設置できる「後付け型」のスマートロック(AkerunやSESAMIなど)をご提案します。原状回復が可能な設置方法についてもノウハウがございますので、ご相談ください。

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まとめ:スマートロックは、施設収益を最大化する「DX投資」です

本記事では、コワーキングスペースに最適なスマートロックの比較と、失敗しない選び方のポイントを解説しました。

  • スマートロックは運営効率化と売上向上の必須ツール
  • 製品選定では「RemoteLOCK」「Akerun」「KEYVOX」「SESAMI」などの特徴を理解する
  • 最も重要なのは「予約・決済システムとの連携性」
  • ドアの構造や利用者層に合わせた選定が成功のカギ

スマートロックは、もはや単なる「鍵」ではありません。それは、人手不足やコスト増といった課題を解決し、施設の収益を最大化するための強力な「DX投資」です。しかし、その効果を最大限に引き出すには、ハードウェア(鍵)とソフトウェア(運営システム)が完璧に連携していることが絶対条件です。

「自施設に最適な組み合わせがわからない」「何から始めればいいか迷っている」

そんな時は、ぜひ私たち「いいオフィス」にご相談ください。国内外の多様なスマートロックに関する知見と、8年以上コワーキングスペースを運営してきたノウハウ を基に、貴施設の成功に向けた最適な無人・省人化ソリューションをオーダーメイドでご提案します。

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